断熱と風の通り道(リフォーム5)

キッチンリフォーム記

リフォームついでに、キッチンとダイニングの床に床暖房をいれることにしました。間取りもいじるし、もはやキッチンのリフォームというレベルではなくなってきている。。鉄筋コンクリートの造りだからか、今みたいに断熱性能がよい家じゃないからか、とくかく我が家の冬はほんっとに寒いです。子どもたちは、朝、起きたらガスストーブの前から動かないし、ストーブの前で着替えをして、ストーブの前にローテーブルをもってきて朝ごはんを食べている。そしてストーブの前の場所を取り合いして喧嘩を始める。。
今のエアコンは性能がいいから、床暖房なんていれなくてもエアコンで十分、という知り合いの設計士さんの意見に従って、今年の冬に、エアコンを新しく入れ替えたけど、やっぱり床の底冷えはひどくて根本的な問題は解消されずでした。

今回は、少しでも、夏は涼しく、冬は暖かい家にするために、
・間取り変更に伴い、床と天井を張り替えて断熱材を入れる。
・床に床暖房システムを入れる。
・間取りを変えて風の通り道をつくる。
ことにしました。

床のレベルをこれ以上、あげることができないのに加えて、大がかりになりそうな温水式は検討からはずすとして、ネットで探し出したのは、半導体フィルムをつかった電気床暖房システムの会社。厚み0.6mmの半導体シートを床の下に敷いて、床を温めるらしい。気になる電磁波は、ほとんど0~2mgとほとんど検出されないレベルで、そこは安心していいようす。加熱しすぎるとヒーター自身が自動的に制御するPTC(自己温度制御機能)をもつので、低温やけどや加熱発火の心配もなさそう。ただでさえキッチンのキャビネットの高さがギリギリなので、床のレベルがほとんど上がらないのはうれしい。

今の床は、断熱材なしで根太に直貼りした工法になっているので、ここに断熱材のスタイロフォームを入れ、下張りした上に床暖房システムを搭載します。そして、天井裏には硬質ウレタンフォームを吹き付けることにしました。吹き付けはある程度の面積までは金額同一ということなので、一回でできるだけ多くの面積を吹き付けてもらうほうがコストは安くなる。それなら、ということで今回、リフォームする予定のない寝室の屋根裏など、簡単に入れるところは吹き付けてもらうことにしました。

通気に関しては、間取りを変更して、風の通り道を確保。我が家の屋根は、RCの陸屋根の3面を木造の片流れ屋根が囲んでいて、陸屋根から立ち上がった片流れ屋根の壁部分には窓があり、風が入ってくるはずなんですが、今までは下まで降りてきた風が途中で壁にふさがれて家の外まで流れていませんでした。今回、キッチンの後ろの壁をとるので、図面上では風の通り道ができることになります。